このランキングに含まれる多くの建物は、他でもない国際ビジネスセンター、モスクワ・シティの高層建築である。モスクワ西部で巨大なビジネス地区の建設が始まったのは1996年で、現在そこにはオフィスビルや住宅など15の高層ビルが立っている。「ナベレジナヤ・タワー」は3つのビルから成り、その中でもっとも高いのが2007年に完成した「タワーC」である。建物の引き渡し後、2年にわたり、ヨーロッパで一番高い建物という称号を保持していた。
2023年、クラスノプレスネンスカヤ河岸通りのモスクワ・シティからほど近い場所に、同じ高さを持つ3つの高級住宅用高層ビル、「リバー・タワー」、「シティ・タワー」、「パーク・タワー」が建設された。
「モスクワ・タワー」は、2つの超高層ビルで構成された「キャピタル・シティ」の中でより高い建物である。ビルは2009年に完成し、2011年まで旧ソ連圏でもっとも高い建築物であった。
「ネヴァ・タワーズ」は2つのビルからできているが、いずれもロシアでもっとも高い建築物上位10位に入っている。「タワー1」は高さ302メートルで68階建てとなっており、オフィスと住宅を持つ多機能ビルである。建設作業は2020年に完了した。
コンクリート製のビルが並ぶモスクワ・シティで唯一の鉄骨ビルである。財政難により、ビルの建設には10年が費やされた。中には、オフィスのほかにホテル、レストラン、フィットネスジム、娯楽施設などが入っている。
このタワーは、建築物としても、またサービスのレベルの高さに対しても、権威ある国際賞を何度も受賞している。中には、オフィスやイベント会場などが入っている。地上75階に加え、地下5階の駐車場が備わっている。2014年に建設が完了し、その後、短期間ではあったがヨーロッパでもっとも高層ビルであった。
「ネヴァ・タワーズ」の2つ目のビル。345メートルの高さを持つこのタワーの建設は2019年に完了した。住宅用の高層ビルで、79階建てとなっている。
「OKO」は2つのビルから成る。2015年に完成したサウス・タワーはノース・タワーよりほぼ100メートル高い。またこのタワーには、ヨーロッパでもっとも高い展望台がある。
この高層ビルは2017年までロシアでもっとも高い建築物であった。イースト・タワーは、2つのタワーで構成される「フェデレーション・タワー」に含まれている。なお、もう1つのタワー、「ウェスト・タワー」の高さは242.4メートル。
ロシアのみならず、ヨーロッパでもっとも高い建築物である。加えて、世界でもっとも北に位置する高層ビルでもある。ビルそのものは2018年に完成しているが、現在も内装工事が続けられている。
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