クスコヴォ宮殿は、モスクワで最も豪華な貴族屋敷の1つ。革命まではシェレメチェフ伯爵家の所有で、屋敷の造営に費用を惜しまないことで知られていた。
庭園はヨーロッパ風になっており、回廊や池が多い。規則正しいフランス式庭園と、ミステリアスなイギリス式庭園が並ぶ。宮殿本体も良く保存されている。
ソコリニキ公園の散歩コースは、落ち葉の上を歩くだけではない。この辺りは、モスクワの路面電車の路線の中でもトップクラスに美しい風景で知られる。それもそのはず、線路は公園内を通過しているのである。路面電車を降りずに車窓からの眺めを楽しむこともできるのだ。
天気が良ければ、自転車やキックスケーターを乗り回して楽しめる。あいにくの天候なら、各パビリオンで頻繁に開催されている、バラエティに富んだセミナーや展示会を訪れるのも良いだろう。
徒歩での散策の愛好家にぴったりのルートである。モスクワのブリヴァール環状道路は10の大通りから成り、総延長は9km。1つ1つの大通りは、それぞれに古のモスクワの風景の名残をとどめており、様々な角度から眺められる。飽きたら、どこでも良いから小路を曲がれば、市の中心部に出られる。
ノヴォデヴィチ修道院近くの公園は池もあり、秋は特に彩りが美しい。いくら散歩しても飽きない。
修道院内は、様々な時代の教会がある。メインであるスモレンスキー大聖堂には、16世紀のフレスコ画が遺されている。ノヴォデヴィチ修道院の建築アンサンブルは、ユネスコ世界遺産に登録されている。
クレムリンの近くに位置する、モスクワでもっとも華やかな通り。ここはいつでも賑やかで、肌寒い秋空の下でも暖かい。
夕方にはイルミネーションが点灯し、ストリートミュージシャンが演奏を始める。雨風に見舞われた時は、数多いカフェを選んで暖まるのも良いだろう。
地下鉄の雀が丘駅近くの河岸通りから、モスクワ・シティの高層タワーや、ルイジニキ・スタジアムへのロープウェーが見える。高台に登れば、展望台からモスクワ大学のメインキャンパスを眺められる。河岸通り沿いに中心地方向へ歩いていけば、ネスクチヌイ庭園やゴーリキー公園にアクセス可能だ。
壮麗な宮殿建築群と巨大な公園、池、花の温室、噴水、多くの遊歩道が組み合わさった壮大な野外博物館。宮殿はかつてエカテリーナ2世のために造られた離宮だが、女帝は完成を見ずに世を去った。宮殿周辺の公園は、早くも19世紀にはモスクワ市民が好んで散策していた場所なので、ぜひとも訪れて欲しい。公園に住むリスは人慣れしており、ナッツをおねだりしてくる。
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