世界でもっとも有名なネコの1匹は、日本風の名前がついているがロシアのネコである。飼い主のロマンとクセニヤはモスクワに住んでいて、信じられないほどのカリスマ性を持った赤毛のスコティッシュ・ストレートのネコの穏やかな生活をテーマに動画や写真を撮っている。ホシコは「星の子」という意味で、ロマンとクセニヤの娘さんがつけたのだそうだ。そして娘さんの提案で、ブログを始めたのだそうだが、現在はすでにおよそ200万人のフォロワーがついている。ホシコは、餌やペットショップ、ネコのおもちゃのメーカーと協力を行っており、本物のスターとなっている。
テーマが、飼い主のエレーナと一緒にケメロヴォ(シベリア)の通りに散歩に出かけると、たちまち通り過ぎる人々の注目の的となる。しかし、どうやらテーマはそんなことには戸惑うこともないようである。テーマにはすでに32万以上のフォロワーがおり、栄光にはもうすっかり慣れてしまったらしい。テーマが家で飼われることになったのは偶然だという。まだ3ヶ月にもならない頃に、エレーナがアライグマを家に置いておくことにしたのである。この夏、テーマはロシア国内を始めて自動車で旅行し、黒海にも行ったそうだ。
ウモラは毛皮工場で生まれたが、2018年、まだ小さかった時に、モスクワっ子のエヴゲニヤにもらわれた。「ウモラが置かれていた状況は最悪だったんです。小さくて汚れた檻に8ヶ月間も入れられていたのです」とエヴゲニヤは語る。そしてどうしたかというと、本人曰く、せめて1匹だけでも救ってやろうと決めたのだそうだ。現在ウモラは、23万人のフォロワーを誇る真のブロガーである。ソーシャルネットワークで、エヴゲニヤはクロテンの性格(ときには非常にわがままだが、時には非常にかわいい)や同じような条件下に置かれている他の黒テンを救う方法などについて綴っている。
ルィージという名前のこの可愛らしい犬は、ニジニノヴゴロドの本物の警察官である。7年の勤務の後、然るべき年金生活に入った。ルィージは麻薬を摘発する交通警察の職員たちを助けるという職で成功を収めた。現在は自身のブログに力を入れており、2万人を超えるフォロワーを誇っている。また俳優としてのキャリアに就くことも考えており、撮影にも参加している。
*こちらもご覧ください:ロシアで唯一のコーギー警察犬、ルィージーに会おう!(動画)
これほどまでに真面目なネコを見たことがあるだろうか?ある日、彼はクリミア橋の建設現場にやってきて、建設現場の一員となり、ここに残ることに決めたのである。モスチク(ロシア語で小橋の意)は、ヘルメットを受け取り、監督の職を得て、カモメのワレーラ、イルカのマクシム、トカゲのオクサナなどの同僚を監督下に置いている。建設作業が終わった後、モスチクはリアノーヴォスチ・クリミアという通信社の記者となった。記者カードも持っているのだそうだ。
サッカー選手の名をとってメッシと名付けられた素晴らしいピューマはペンザで、飼い主のマリヤとアレクサンドルと一緒に住んでいる。2人はメッシが3ヶ月のとき、ふれあい動物園でその姿を見た。やんちゃで細かったが、2人は一目見たときからメッシを気に入り、売ってもらうことにした。それがこの美しい姿にまで成長したのである。サイズは大きいが、メッシは大きなネコのような振る舞いをするという。あくびをし、飼い主のものの上で眠り、掃除機を少し怖がる。しかし、マリヤとアレクサンドルはコーチや獣医の助言を求めることをけして忘れない。最初は1部屋のアパートに住んでいたが、メッシが自由に歩き回れるよう、数年前に大きな土地のある一軒家に移り住んだ。現在、150万人のフォロワーが、メッシの生活ぶりを追っている。
シベリア(街の名前は非公開)に住む少女ヴィクトリヤは動物学者である。あるとき、移動動物園で、黒ヒョウが子どもを産んだが、乳をやろうとしなくなり、子どもはたちまち弱って行ったため、動物園がヴィクトリヤに助けを求めたという。そこでヴィクトリヤは家に子どもを家に連れて帰り、ボトルでミルクをやっていた。しかしその間に、動物園は別の街に移動してしまい、ルナはヴィクトリヤの家に残されることになった。後からやってきたロットワイヤーのヴェンザが、ルナの友人となり、一緒に育ててくれているのだという。現在ルナはおよそ1歳だが、ヴェンザよりも大きくなった。それでも自分のことを子ネコだと思っているという。フォロワー数は50万を超え、世界中にファンがいる。
エカテリンブルクには、ジュゼッパという名前の、もっともフォトジェニックなミニブタがいる。飼い主のアナスタシヤは、ミニブタを飼いたいとずっと思っていたため、ミニブタが家にきてくれたときは本当に嬉しかったと話す。ミニブタの現在の体重は7キロ。たくさん寝て、日向ぼっこが大好きで、食べることに目がないという。そして大量のファンがいる。
クマのマンスールが空港にきたときはまだ本当に小さかった。お腹を空かせて、心細かったマンスールは、森から出て、人の側に寄ってきたのである。飛行士たちがマンスールに食べ物を与え、家を作り、面倒を見るようになった。そして時とともに、マンスールは人間に懐き、自然界に戻るのを嫌がるようになった。現在、マンスールはカルーガ州にある森の中のプール付きの檻に住んでいる。小さいかったときと同じように、「育てのパパ」である飛行士のアンドレイと遊ぶのが大好きなのだそうだ。
こちらもご覧ください:クマのマンスールは冬眠から目覚めたくない(動画)
これらの写真を見ていると、ロシアではどの家庭にもクマが住んでいるとつい信じてしまいそうになる。ステパンは生後3ヶ月のときにモスクワのスヴェトラーナ、ユーリー夫婦の元にやってきたが、現在はなんと28歳である。皆で一緒にテレビを見たり、お茶を飲んだり、ボール遊びをしたり、森を散歩したりする。ステパンも映画に出演している。
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